ルノーは20日、欧州向け『メガーヌ』シリーズのディーゼルエンジンを改良した。
現行メガーヌには、5ドアハッチバックと、3ドアハッチバックの「クーペ」、5ドアワゴンの「スポーツツアラー」の3ボディを用意している。
改良を受けたエンジンは、1.5リットル直4ターボディーゼル。「dCi110DPF」グレードは、欧州複合モード燃費が21.74km/リットルから22.73km/リットルへ、CO2排出量は120g/kmから114g/kmへ改善を遂げた。
このエンジンは最大出力110ps/4000rpm、最大トルク24.5kgm/1750rpmを発生。0-100km/h加速10.5秒、最高速190km/hと、実用的な動力性能を備える。
もうひとつの「dCi90DPF」グレードは、欧州複合モード燃費は22.22km/リットルと変わらないが、CO2排出量は118g/kmから115g/kmへ低減。最大出力は90ps/4000rpm、最大トルクは20.4kgm/1750rpm、0-100km/h加速は12.5秒、最高速は180km/hだ。
今回の改良により、DPF(ディーゼル・パーティキュレート・フィルター)を装備する全車が、ユーロ5の排出ガス基準をクリア。フランスでは、500ユーロ(約6万3000円)の優遇税制が受けられる。