NEXCO中日本のグループ会社である中日本エクシスは17日、服部栄養専門学校(東京・代々木)にて第2回SA・PAメニューコンテストを開催。同社エリア内にあるサービスエリア・パーキングエリアのレストラン45店舗のなかから、最優秀メニューが選出された。
1次審査を通過し本選進出を果たしたメニューは8つ。会場ではそれぞれのシェフたちが腕を振るい、自慢のメニューを審査員たちに披露。審査員である食育研究家・服部幸應氏や、料理記者・岸朝子氏などの厳正なる審査によって、最優秀賞1メニュー、審査員特別賞3メニューが決定した。
最優秀賞に選ばれたのは、中央道・談合坂SA(上り線)の「『甲斐の国』美味漫遊」(1200円)。「甲斐の国」は、地産地消にこだわり、山梨県産の食材を使用した一汁二菜の品で、昔ながらの郷土料理をアレンジした「大月おつけだんご」などが注目を集めた。
審査員らは「おつけだんごがおいしかった。ほうとうのバリエーションの豊富さをあらためて知った。食べるとどこか懐かしく、暖かみを感じるメニューで、奇をてらったものではない。長くお客の支持を得られるだろう」「おつけだんごはこってり、付けあわせはさっぱり、そして口をしめる酢の物と、それらの組み合わせがすばらしかった」などと評価した。
談合坂SA(上り線)を受託運営するキャニーによると、「甲斐の国」は1日平均約80 - 90食も売れるヒット商品で、高速道路1000円効果で土曜・日曜などは平日の倍以上の数にのぼるという。また、高齢者をターゲットとして2 - 3か月かけて開発したが、意外と若年層にも人気を得たともいう。
審査員特別賞は、名神高速・多賀SA(下り線)の「近江牛焼肉重」(1200円)、北陸道・有磯海SA(下り線)の「からだにおいしい『魚津美味い膳』」(1100円)、東名高速・海老名SA(上り線)の「トロトロ・エコ豚と野菜たち」(1100円)の3品だった。