V10サウンドを響かせるレクサス『LFA』、その音のチューニングにはヤマハ株式会社が協力している。とはいえ、楽器のヤマハが排気系をチューニングしたわけではなく、ドライバーの耳に届く音をチューニングしたものだ。
東京モーターショー、ヤマハのブースにはヤマハ発動機だけでなく、楽器のヤマハのコーナーがあり、メインのステージの裏手にLFAサウンドの視聴コーナーを設けている。視聴コーナーではヤマハ製のスピーカーが設置され「LFAが奏でる3分間の演奏」を体験できる。
ヤマハによる具体的なチューニング箇所は、エンジンと室内の隔壁や周囲の音の反響など含めた音の伝達経路で、エンジン音の中高音域と低音域は別の経路でドライバーの耳まで届く。ヤマハは、LFAの音について「立体的かつ厚みのあるサウンド」「エンジン回転数に表情豊かに反応するサウンド」と評している。