日立金属が発表した2009年9月中間期の連結決算は、営業損益が35億0100万円の赤字となった。前年同期は296億円の黒字で、業績が急激に悪化している。
売上高は前年同期比44.8%減の1952億7600万円と、前年同期の半分近くの水準にまで落ち込んだ。自動車・エレクトロニクス関連製品の一部に需要回復の兆しが見えるものの、好調だった前年同期と比べると大幅減収となった。
損益では大幅減収の影響で、経常損益が60億5300万円の赤字、当期損益は、事業構造改善費用を特別損失に計上、56億8000万円の赤字だった。
通期業績見通しは売上高が同25.5%増の4400億円、営業利益が同33.6%減の100億円、経常利益が同36.5%減の65億円、当期純利益が10億円となる黒字になる見込み。