北米日産は23日、『ローグ』に特別限定車の「Kromエディション」を投入した。
Kromエディションは2009年2月、『キューブ』に設定されて以来、2度目の登場。日産のベストセラーSUVのローグに、スポーティなテイストを付加したモデルだ。
ベースグレードは2.5リットル直4(170ps)を積む「ローグS」。外観は専用グリルや17インチの専用アルミホイールで若々しさを強調した。フロントバンパーはフォグランプを内蔵した専用デザインで、ドアミラーやリアスポイラーはボディ同色でコーディネート。マフラーはセンター出しで、スポーティな音色にもこだわった。
タイヤはコンチネンタル「コンチ4×4コンタクト」で、225/60R17サイズ。プライバシーガラスやオーディオスイッチ付きステアリングホイールも追加されている。ボディカラーは、レッド、ブラック、グレーの3色を用意した。
KromエディションはFFと4WDを設定。12月から販売がスタートする。ローグの2009年1‐ 9月米国販売台数は、前年同期比8.3%増の5万9612台。日産の米国ラインナップの中で、数少ない販売好調車種である。北米日産は特別限定車の投入で、販売に弾みをつけたい考えだ。