はとバスは25日、同社が所有していたドイツ・ドレクメーラー社製2階建てバスに1000万円の改造工事費用をかけて完成させた、2階建てオープンバス「オー・ソラ・ミオ!」の運行開始前記念ツアーを開催。11月1日から運行開始予定の2コースとは違う特別ルートで運転された。
出発してすぐ、はとバスガイドからの「街路樹の枝葉に触れないように」や「手荷物品が飛ばされないように」、「車内での傘の使用、飲食、喫煙はご遠慮ください」などのアナウンスは、オープンバスならでは。
鳩山会館などを経由する今回の記念ツアーのルートもさることながら、11月からの定期観光コース(2コース)も魅力的だ。
同車両を使用した定期観光コースの「東京摩天楼」「極まるTOKYO夜景」の行程のなかには、わずか車体とガード桁の間が数十cmというガード下や、小鳥のさいずりが聞こえる緑豊かなエリア、惣菜の匂いなどが香る繁華街などを通り抜けるシーンも含まれる。
同社は、この新たな2階建てオープンバスの今後について「(定期観光便以外に)黄葉、クリスマスイルミネーション、桜、花火などを楽しめる、屋根がないバスが持つ開放感や季節感をいかしたツアーを企画している。また、寒い時期はカップルで寄り添いながらのドライブを楽しむ『ラブバス』などを検討している」という。