VWは、新型『ポロ』のリサイクル素材(二次素材)の使用状況について第三者機関による評価を実施した結果、再資源化により433kgに及ぶ二次素材が投入されていることが証明されたと発表した。
433kgは車両重量の約40%に相当する。同社では、ほぼすべての車両パーツに品質基準を満たすリサイクル素材の使用を認め、積極的に使用するよう部品メーカーを含めて求めている。
また、新車の開発段階から材料のリサイクル性を考慮し、寿命を終えた車も材料の再資源化に取り組んでいる。VWでは、ポロが低燃費なのに加え、環境にやさしい材料を使うことによって高い環境適合性を持つとしている。
VWは、ズィーコン社と共同で2000年から2006年にかけて、廃車リサイクルから出るシュレッダーダストを処理するための「VW-SiConプロセス」を開発した。このプロセスでは、金属は直接金属へと加工され、またプラスチック顆粒は高炉還元剤として利用することで、85%以上という高いリサイクル率を達成している。