車のショーモデルや開発段階のデザインモデルなどを設計・制作するモデル会社シバックスは、自社ブースで新事業をプレゼンテーション。メルセデスベンツ『Sクラス』のインテリアに採用された木目パネルは、宮内庁御用達の木工職人により仕上げられている。
シバックスでは、自動車メーカーから依頼されたデザインモデルやショーカーモデルなどを制作しており、それらのモデルは、一台一台手作りで仕上げられている。今回、そのノウハウを活かしてイタリア語で「黄金の手」を意味する『マーニドーロ』ブランドとして、自動車カスタマイズの分野に参入してきた。
今回、会場に出展された車両のSクラスに施されたカスタム費用は、おおよそ1000万円、シートには高級レザーを採用し、「ひだ取りボタン締め」と呼ばれる製法を採用している。さらに顧客の希望する車種に応じてきめ細かなプログラムを用意しているという。
ブースではその他、専用メガネを必要としない3Dディスプレイの提案など、同社がこれまで築き上げたきた技術を展示、メーカー向けにとどまらない新たな顧客開拓を目指している。