三菱自動車工業の益子修社長は、7月に発売した電気自動車(EV)『i-MiEV』の納車が600台を超えたことを明らかにし、順調な立ち上げをアピールした。
今回の参考出品の中心は、プラグインハイブリッド(PHV)の『コンセプト PX-MiEV』。益子社長は「補助エンジン搭載のEV」と位置づけてラインアップに追加し、EVを「基幹事業」として育成する方針を表明した。
PX-MiEVの発売時期については「2013年を目指」すと述べた。三菱はこれらの2車種に加え、開発中の新型小型車にも「EVバージョン」を設定する計画。同モデルは「世界戦略車」(益子社長)と位置づけており、ガソリン車だけでなくEVシリーズの拡充にもつなげる。