ハッキリ言って今年は“電気自動車元年”という他はない。というか今年を逃したら他はない。だから、1位『プリウス』は全く持って残念だし、相変わらず日本人は、感動に非正直だと思う。なにが理由かはわかりませんが。
ただ、『プリウス』が凄いのもよく分かる。おそらくバックオーダー20万台以上は日本車のみならず、自動車受注の世界記録ではないだろうか。社会現象という意味で圧倒的なのもわかる。
が、世間で凄いから専門家が推すというのは違う気がする。だったら、毎年一番売れた新車を評価すればよい。それかインターネット投票。やっぱり今年は『i-MiEV』だったと思う。
でも、どの世の中でも、そんなもんだし、プリウスがあったからこの不況時代、クルマメディア業界がこれだけメシが食えてる気もする。
人生いろいろ、評価いろいろ。毎年、そう思う。別に慣れたわけではないですが。
投票した車種(票数は非公表)
●三菱 i-MiEV
●トヨタ・プリウス
●ホンダ・インサイト
●VWゴルフ
●日産フェアレディZ
小沢コージ|バラエティ自動車ジャーナリスト
横浜市出身。自動車メーカー、二玄社『NAVI』編集部員を経てフリーに。現在『ベストカー』『エンジン』『週刊プレイボーイ』『MONOMAX』『時計ビギン』などの雑誌「carview」「webCG」「日経BPネット」「Vividcar」などネットに多数連載。愛車はポルシェ911 カレラ2、ロールスロイスなど。趣味はサッカー、スキー、ゴルフ、絶叫カラオケ!?