【東京モーターショー09】日産 フーガ…高級車のインテリア

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フーガ新型
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11月下旬に発売を予定している『フーガ』を日産自動車は第41回東京モーターショーに出品する。インテリアのサーフェイス(面)についても、エクステリアと同じようにダイナミックな線使いをしていると話すのはデザイン本部、青木護さん。

「“W-wave”と呼んでいるドアからグローブボックスあたりまでの流れや、センターコンソールに“New Console shape”という特徴的なラインを持っています。フロントウインドウ下端からグローブボックスへ流れる面にも、エクステリアのボディサイドと同じように、基本断面にポジとネガを多用して影をしっかりつけ、立体感を出しています」

そして、艶。「これは一目見たときの“華やかさ”。華やかなインテリアという印象を与えるようにしています。色や加飾、シートの扱いで華やかさを演出しているのです」という。

作り込みに関しても「まずメタル使い。ドイツ車的な切削面のカチカチとしたものではなく、暖かみのある日本的な柔らかさを出しています」。

「木目は銀粉の本木目。木目に純銀粉を職人がこすりつけて、木目を際立たせているという特殊な木目の処理をしています。今までにない処理として日本らしさを感じさせることにつながっているのです」

続けて青木さんは「シートは新しい素材であったりなど、人に触れる部分は人にやさしくなっています。そして、メーターは大きいだけではなく中も凝っていてたり、ハンドルの革などドライビングに関係するところはしっかりと作り込みをしているのです」と、日本の高級車としてのこだわりを語った。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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