マツダが進めてきているデザインコンセプト“NAGARE”。この最新のモデルが『マツダ清(きよら)』である。このモデルはフランクフルトにあるマツダのデザインスタジオが中心となってデザインされた。
「ヨーロッパの若い人たちがスモールカーとかコンパクトカーとかに乗る時、地球環境とかを考えたり、他にもいろいろストレスをためている。なので、浄化するというか、クリーンになってもらいたいという意味を込めてデザインしました」とデザイン本部の中牟田泰さんは話す。
「NAGAREデザインのテーマの中に自然界のキーワードを考えながら作ろうというのがあります。清(きよら)は“水”というのをテーマにして、黒いドアの形も水滴の形をしているなど、水が流れて行くような感じを表現しました」
その“水”というテーマは、エクステリアでいうと、グラフィックが全て流れるような形をベースとし、細部ではリアコンビランプだとかヘッドランプなどが全部、水滴が流れて行くような感じを意識してデザインされている。
また、インテリアでは中に乗ってストレスを発散させたり、癒せたり、浄化されたり出来るような空間を作ろうということで、「海の中を自分が漂っているような感じを表現しようと、パーツ類は海藻などが海に流れているようなそいういうイメージでデザインされています」と、“水”と“癒し”をいかに意識してデザインしているか中牟田泰さんはを語った。