【東京モーターショー09】マツダ 清、“水”がデザインテーマ

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清(きよら)
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マツダが進めてきているデザインコンセプト“NAGARE”。この最新のモデルが『マツダ清(きよら)』である。このモデルはフランクフルトにあるマツダのデザインスタジオが中心となってデザインされた。

「ヨーロッパの若い人たちがスモールカーとかコンパクトカーとかに乗る時、地球環境とかを考えたり、他にもいろいろストレスをためている。なので、浄化するというか、クリーンになってもらいたいという意味を込めてデザインしました」とデザイン本部の中牟田泰さんは話す。

「NAGAREデザインのテーマの中に自然界のキーワードを考えながら作ろうというのがあります。清(きよら)は“水”というのをテーマにして、黒いドアの形も水滴の形をしているなど、水が流れて行くような感じを表現しました」

その“水”というテーマは、エクステリアでいうと、グラフィックが全て流れるような形をベースとし、細部ではリアコンビランプだとかヘッドランプなどが全部、水滴が流れて行くような感じを意識してデザインされている。

また、インテリアでは中に乗ってストレスを発散させたり、癒せたり、浄化されたり出来るような空間を作ろうということで、「海の中を自分が漂っているような感じを表現しようと、パーツ類は海藻などが海に流れているようなそいういうイメージでデザインされています」と、“水”と“癒し”をいかに意識してデザインしているか中牟田泰さんはを語った。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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