三菱 i‐MiEV パトカー、イギリス警察に配備

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英国三菱は5日、電気自動車の『i-MiEV』が、英国警察のパトカーとして導入されると発表した。第1号車は今年12月、ウエストミッドランド警察へ配備される。

i-MiEVは、軽自動車の『i』(アイ)をベースに開発した電気自動車。車体後方に置かれるモーターは、最大出力64ps、最大トルク18.4kgmを発生。2次電池は蓄電容量16kWhのリチウムイオンバッテリーで、最高速130km/h、最大航続距離160kmの実用性を持つ。

充電は家庭用の100Vコンセントで約14時間、200Vなら約7時間。急速チャージャーの場合、約30分で80%の容量を充電できる。日本では今年6月に発売され、価格は459万9000円。各種補助金を申請すれば、約300万円で購入できる。

英国三菱はイギリス警察からの要望で、i-MiEVの先行量産モデルを約1年間貸与。イギリス警察では日常業務に使用し、その実用性を確認してきた。そしてこのほど、イギリス警察はi-MiEVの導入を正式決定した。

i-MiEVの量産モデルは今年11月、英国に第1号車が上陸予定。12月にはウエストミッドランド警察へ、ポリスカー仕様が配備される。同警察では、日常のパトロール業務にi-MiEVを活用する方針だ。

スバル『インプレッサWRX』、三菱『ランサーエボリューション』、レクサス『IS-F』と、日本製ハイパフォーマンスカーを積極配備してきた英国警察。しかし、今回ばかりはi-MiEVの環境性能の高さが、導入の決め手となったようだ。

《森脇稔》

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