マツダは5日、公募増資の実施などで960億円の資金を調達すると発表した。ハイブリッドを含む環境対応車などを開発するための研究開発費、設備投資資金に充当する。
公募による新株式発行、野村證券を割当先とする第三者割当増資、保有する自己株式の売却で資金を調達する。今回の公募による増資で3億1519万8000株、第三者割当増資で4800万株を発行する。増資後の発行済み株式総数は17億8170万7399株となる。
自己株式は保有する1億0692万6606株のうち、9680万2000株を売却する。
増資や自己株式の売却で得る資金は上限958億7900万円を調達する。このうち、600億円を研究開発費に充当し、残りを設備投資資金に充てる。