ホンダは5日、今年2月に発売したハイブリッド車『インサイト』に搭載した低燃費運転支援シズテムの「エコアシスト」活用により、実際の走行燃費(実用燃費)が平均で約10%改善されたことが判明したと発表した。
この調査は、メーカーオプションのHDDナビを搭載した約5000台のインサイトから「インターナビ・プレミアムクラブ」のサーバーに、8月末までにアップロードされた約170万件の燃費データを分析したもの。
同モデルを購入した直後と、購入から300回目の運転時の燃費を比較した結果、平均値は約10%、最大値では約20%改善されたという。ホンダはエコアシストを活用することで、運転経験とともに燃費が向上する結果になったとしている。
エコアシストは、スイッチを入れるとエンジンの出力制御やアイドリングストップ領域の拡大などが作動する「EC ON」モードや、エコドライブ度によってスピードメーターの背景色を変化させてドライバーに省燃費運転をコーチする機能などを備えている。