気になるニュース・気になる内幕…今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップ、内幕を分析するマスメディアクルージング。
2009年10月1日付
●スマトラM7.6数千人不明か、学校、ホテル倒壊(読売・1面)
●日航、最大赤字計上へ、9月中間営業利益 首相は支援強調」(読売・2面)
●トヨタ「回復」に冷や水、米でリコール不信招く恐れも(読売・8面)
●労組マネー「超過」献金、全トヨタ労連側・古本政務官側に9750万、「受け皿」3団体に分散(読売・39面)
●中国販売初の日本超え09年見通し、日産、生産能力も増強(朝日・14面)
●進化するエコカー、東京モーターショー(朝日・14面)
●EVとHV日本に投入、独アウディ方針(朝日・14面)
●190キロ「アクセル動かぬ」米トヨタリコール、通報者、悲痛な叫び(朝日・39面)
●国交省補正予算、高速道の一部凍結(毎日・1面)
●トヨタ期間従業員倍増1600人(毎日・7面)
●通行人と意思疎通、ホンダ 未来の車出展(産経・13面)
●フェラーリへアロンソ移籍(産経・18面)
●F1日本GPあす開幕、デモ走行早くも轟音(産経・18面)
●車もコンビニ、会員制で共同利用(東京・1面)
●多摩テック48年で閉園、操る喜びありがとう(東京・26面)
●品質経営度調査、パナソニック首位に(日経・15面)
ひとくちコメント
トヨタ自動車が米国で販売した乗用車など約380万台で、運転席のフロアマットがずれてアクセルペダルが踏んだままの状態で戻らなくなる恐れがあるとして、近くリコール(回収・無償修理)を含めた対応策を発表するという。
すでに、深刻な事故につながりかねないとして、顧客にはマットの取り外しを呼びかけている。各紙が30日付の夕刊で大きく報じたのに続き、きょうも各紙が不具合の原因や今後の経営に及ぼす影響などを詳細に伝えている。
このうち、朝日は米国内で今年8月末、レクサス『ES350』に乗っていた4人家族が死亡した事故について、米メディアが繰り返し報道している事故当時の通報者と通信指令係とのリアルなやり取りの内容を掲載。
読売は「業績回復を急ぐトヨタに冷や水を浴びせかねない」と報じたほか、毎日も「『高品質で安全』のブランドイメージが傷つけば、シェア争いでも後退を強いられかねず、大きな痛手になりそうだ」と指摘している。
豊田章男社長就任3か月、米GMとの合弁会社「NUMMI」からの撤退に次いで、再び北米から足元を揺るがすような大きな津波が押し寄せてきた。