シトロエンは15日、『DS3』を初公開した。小型車でありながら、高級サルーンに匹敵する上質感を備えた小さな高級車を提案する。
シトロエンは名車『DS』(1955 ‐ 1975年)に敬意を払いつつ、同社のラインナップ中の高級レンジの意味で、「DSシリーズ」を新設定。その第1弾として登場したのがDS3だ。大型車から小型車にダウンサイジングする顧客を満足させるクオリティが徹底追求された。
DS3は、高い品質を備えた3ドアハッチバック。ボディサイズは全長3950×全幅1710×全高1460mmとコンパクトだが、太いBピラーやワイドなフェンダーが力強さを強調。グリルやドアミラーなどには、アクセントとしてクロームメッキがあしらわれる。オプションでルーフパネルに特殊加工を施すことも可能。例えば、アイボリーのレザールーフには、表面に「DS」のマークがエンボス加工で添えられる。
室内の素材は徹底的に吟味して、上質な空間を演出。内装色や素材の組み合わせは豊富だ。例えば、ブラック&パールアイボリーのツートンレザーシートは、高級腕時計のバンドをモチーフにしたデザイン。室内は落ち着いたブラックを基調にしながら、ダッシュボードには明るいパールアイボリーパネルが使用される。このパネルの表面には、ルーフと同様に「DS」のマークをエンボス加工。小型車では味わえない世界が広がっている。