帝人化成、ポリカーボネート樹脂を値上げへ

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帝人化成は、主力製品であるポリカーボネート樹脂の販売価格を値上げすると発表した。

昨年の秋以降、急激な需要減退を受けて、同社は一部生産ラインの休止を含む在庫削減、徹底したコスト合理化に取り組んできた。一方で、4月以降の中国アジア地域の成長回復に伴い、原燃料価格が再び上昇基調に転じ、ポリカーボネート樹脂の主原料であるビスフェノールAや副資材の価格、ユーティリティコストも想定を超えて上昇している。これらのコスト上昇は、独自の合理化努力で吸収し得る範囲を超えており、今回製品価格に転嫁するとしている。

値上げするのはポリカーボネート樹脂「パンライト」とポリカーボネート系アロイ樹脂「マルチロン」で国内が1kg当たり35円、海外が0.38ドルの値上げとなる。10月1日出荷分から。

《レスポンス編集部》

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