ホンダのグローバルスクーター PCX…タイで生産、日米欧にも輸出

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ホンダのグローバルスクーター PCX…タイで生産、日米欧にも輸出
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ホンダは、排気量125CCの新型スクーター『PCX』を2009年11月からタイで生産・発売する。PCXを生産するタイホンダマニュファクチュアリングは、2010年初頭から、アセアン地域に加え、日本、欧州、アメリカなどにもPCXを輸出する予定で、二輪車のグローバル拠点となる。

PCXは、グローバル市場を視野に開発した。フレーム、エンジンなどの主要部品の基本設計を世界共通とし、生産効率の大幅な向上を図っている。

タイホンダは、1967年に二輪車の生産を開始。自国向けに加え、アセアン地域を中心に二輪車の完成車・部品の供給を行っている。今回、タイホンダのコスト競争力・品質・供給体制を活用し、グローバル市場に向けてPCXを供給する。

エンジンは、低フリクション水冷・4ストローク・単気筒125ccエンジンを新開発、燃費は約50km/リットル(ECE40モード)を達成する。一時停止時に、自動的にエンジンを停止させるアイドリングストップシステムを採用、燃費を向上した。電子制御燃料噴射装置(PGM-FI)やマフラー内に装備した触媒装置の採用で、タイの第6次エミッション規制値に加え、日欧米各国の排出ガス規制にも適合する。

また、125CCでは世界初となるセルモーターとACG(交流発電器)を一体化したACGスターターを採用し、エンジン幅をコンパクトにするとともに静粛なエンジン始動を実現した。ブレーキには安定した制動、停止を可能とするCBS(前・後輪連動ブレーキシステム)を全車に標準装備する。

PCXは、アセアン地域向けには高付加価値・上級モデルとして、新しいマーケットの創造を目指す。また、日本、欧州、アメリカなどの市場では、環境性能・快適性・高品質などのバランスがとれた低価格の小型コミューターとして販売する予定。

《レスポンス編集部》

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