丸紅、タイのIPRCからコジェネ発電設備を受注

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丸紅は、タイ国最大のエネルギー企業PTT社傘下の石油精製・石油化学事業会社IRPC社からコジェネレーション発電(電気・蒸気併給)設備建設一式を単独受注した。契約金額は約1億2400万ドルで、完工は2011年5月の予定。

現在、IPRC社はタイ国ラヨン県に東南アジア最大の石油化学コンプレックスを保有しており、今後5年間で総額約12億ドルを投資し、既存事業の強化、新たな収益基盤の確立を計画している。今回、同コンプレックス内での発電所建設もこの一環で、発電所で作られる電気、蒸気はコンプレックス内で使用される予定。また、発電所は天然ガスを燃料として使用するため、同コンプレックスからの排出ガスの削減にも貢献する。

丸紅はタイで、タイ王国電力庁向けに2005年、2006年に大型複合火力発電所建設を連続受注し、2008年には民間発電事業者グロウ・エナジー社からコジェネレーション発電所を受注するなど、発電事業者向けに強みを発揮してきた。

丸紅はIRPCと石油化学分野で協力関係を構築してきたが、電力分野での取組みは今回が初めて。丸紅は海外事業を強化しており、石油化学に加えて、電力分野にも手を広げることで経営基盤を強化する狙いがある。

《レスポンス編集部》

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