BMWアメリカ工場が15周年…150万台生産

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BMWは8日、米国サウスカロライナ州スパータンバーグ工場が、生産開始から15周年を迎えたと発表した。現在、『Z4』『X5』『X6』などを生産する同工場の累計生産台数は、150万台に到達している。

BMWは1992年6月、米国での現地生産プランを公表。1993年からサウスカロライナ州で工場建設に着手し、1994年9月、スパータンバーグ工場から、第1号車のBMW『318i』がラインオフした。

BMWは、同工場に総額42億ドル(約3850億円)を投資し、設備の拡張を図ってきた。1996年に『Z3』、2000年にX5、2002年にZ4、2008年にはX6を生産車種に追加。現在、同工場では約5000人の従業員が働き、1日当たり500 - 600台が生産されている。

記念すべき150万台目となったのは、X6の「xドライブ35i」グレード。モナコブルーの1台は香港の顧客に向けて出荷された。BMWマニュファクチャリングのJosef Kerscher社長は、「今日はBMWにとって記念すべき日。高い生産クオリティを持つスタッフが働くこの工場を誇りに思う」と語っている。

同工場では間もなく、BMW初の量産ハイブリッド車、『アクティブハイブリッドX6』の生産がスタート。さらに次期『X3』の生産に向けて、設備のさらなる拡張を図る予定だ。BMWにとって同工場は、ますます重要な役割を担うことになる。

《森脇稔》

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