ホンダ CR‐V マイナーチェンジ…パワーアップで燃費も向上

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米国ホンダは10日、北米仕様の『CR-V』の2010年モデルを発表した。内外装のデザインを一部変更するとともに、2.4リットル直4エンジンが180psへパワーアップ。燃費の改善も実現する。

CR-Vは米国のベストセラーSUVの1台。2008年には年間19万7279台を販売し、乗用車を含めた販売ランキングでトップ10入りを果たしている。

2010年モデルでは、内外装のデザインを一部見直した。外観はフロントがバンパー、グリル、ボンネットの形状を変更。アッパーグリルはスリットが2本から1本となり、バンパー部分のロワグリルはハニカムデザインを採用した。リアバンパーも変更されており、赤いリフレクターが大型化され、後続車からの視認性が高まった。

インテリアは、全体的な色調を明るいものにチェンジ。シート&ドアトリム、ステアリングホイール&シフトレバーも素材を見直した。オーディオは性能や操作性が進化。オプションのサテライトナビゲーションもバージョンアップし、USBインターフェイスやBluetooth(ブルートゥース)対応のハンズフリー機能が加わった。

2.4リットル直4「i-VTEC」エンジンは、圧縮比を9.7から10.5にアップ。インテークバルブの大型化、燃料インジェクターの改良、ピストンや排気系の抵抗低減などが図られた。この結果、最大出力は180ps/6800rpm、最大トルクは21.4kgm/4400rpmを獲得。最大出力は14ps引き上げられた。

パワーアップにもかかわらず、米国EPA(環境保護局)燃費は、市街地8.93km/リットル、高速11.9km/リットル(FF)、11.48km/リットル(4WD)。従来よりも0.43km/リットル改善している。

2010年モデルのCR-Vは、ベストセラーSUVとしての中身に磨きをかけた。なお日本においても、同じタイミングでマイナーチェンジ仕様が発表される予定である。

《森脇稔》

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