レクサスブランド初のプレミアムコンパクト車のコンセプトカー、『LF-Ch』のフロントマスクが7日、判明した。新型は15日に開幕するフランクフルトモーターショーで正式発表される。
LF-Chは、『IS』シリーズの下に位置するレクサスブランドのエントリー車。レクサス初の5ドアハッチバックボディを採用し、BMW『1シリーズ』やアウディ『A3スポーツバック』をライバルに開発される。
レクサスは8月17日、新型のイメージスケッチ1点を公表。さらに、9月1日、コンセプトカーの車名が「LF-Ch」であることを発表するとともに、新型のリアスタイルの写真1枚を公開した。
そして今回、LF-Chのフロントスタイルが判明。シャープなイメージのヘッドランプやボリューム感を持たせたバンパーが印象的だ。ヘッドランプとバンパー両サイドには、LEDが配されている。全体的なフォルムは、レクサスのデザイン概念「L-フィネス」にのっとったもので、ダイナミックさが強調された。
すでにアナウンスされているように、LF-Chはハイブリッドを搭載。システムの詳細は公表されていないが、トヨタ『プリウス』と同様に、EVモードを備えるフルハイブリッド車となる。
またレクサスは今夏、米国で『CT』というネーミングを商標登録。これは2010年秋と噂されるLF-Chの市販時の車名ではないかと思われる。関係者によると、CTには「200h」「300h」「400h」の3グレードがあり、それぞれ2.0リットル、3.0リットル、4.0リットル並みの動力性能を環境負荷の少ない小排気量エンジンで実現するという。
レクサスは「プレミアムブランドで唯一、ハイブリッド車をフルラインナップするレクサスのポジションを、LF-Chがさらに強固にする。LF-Chはプレミアムコンパクトセグメントの顧客ニーズを最も満足させられる車」と説明している。
レクサスLF-Chは、15日に開幕するフランクフルトモーターショーで正式発表。5ドアハッチバック+ハイブリッドという新しいレクサスが、間もなくベールを脱ぐ。