ヒュンダイは4日、コンセプトカー『ixメトロ』の概要を明らかにした。2年以内に欧州サブBセグメントへの投入を予定しているCUV(クロスオーバー・ユーティリティ・ビークル)で、簡易的なハイブリッドシステムを搭載する。正式発表は15日に開幕するフランクフルトモーターショーで行われる。
ハイブリッドシステムは、トヨタ『プリウス』のようなフルハイブリッドではなく、発進時のみエンジンをアシストするスターターモーターを備えた、いわゆるマイルドハイブリッド。ガソリン直噴1.0リットル直3ターボ+デュアルCVVT(123ps、15.9kgm)に、最大出力7psのモーターを組み合わせた簡易的なシステムだ。
トランスミッションは6速デュアルクラッチで、軽量素材の積極的な使用により、車重は950kgに抑えられた。また、アイドリングストップ機能も搭載。その結果、ixメトロはCO2排出量80g/kmという非常に優秀な環境性能をマークする。
ixメトロは、韓国のヒュンダイグローバルデザインセンターが手がけたコンセプトカーとしては5作目。そのエクステリアは大胆なウェッジシェイプが特徴だ。全長は3930mm程度。フォルクスワーゲンの『ポロ』の3970mmと同様、コンパクトにまとめられた。
ヒュンダイによると、ixメトロは2年以内に欧州市場への投入を計画しているという。