トヨタ自動車は31日、2008年度のトヨタの環境、社会に対する取り組み、その背景にある考え方、方針をまとめた「Sustainability Report 2009」(サステイナビリティレポート2009)を発行した。
サステイナビリティレポートは、社会への情報開示、国内外連結会社、ビジネスパートナーとの情報共有、環境・社会に対するマネジメント推進の一助とすることを目的に発行するもので、今回で12回目。今年度は、トヨタの海外連結子会社なども含め、14の国および地域で、それぞれ報告書を発行している。
2009年版では、「クルマづくりを通じて社会に貢献する」というトヨタの原点とそれを実現するための想いを、巻頭の社長メッセージと、原点回帰、3代目『プリウス』、クルマの魅力を伝える提案活動の取り組み事例などをまとめた特集企画に盛り込んでいる。
また、従来どおり、環境・社会・経済の各側面から事業活動について報告している。
環境側面の章では、「第4次トヨタ環境取組プラン」(2005年5月策定)の中間レビューを08年度の進捗と兼ねて記載している。
社会側面の章では、「仕入先CSRガイドライン」の策定および国内外への展開、安全技術・車両開発の考え方、パートナーロボットの実用化に向けた進捗について紹介している。
経済側面の章では、投資家向けの年次レポート「アニュアルレポート2009」から、主要な財務概況を抜粋した。
同社では今後も質の向上を図り、グローバルな情報開示を拡充していく予定としている。