東洋エンジニアリングは25日、独BASF社と中国Sinopec社の共同出資によるBASF-YPC社向け石油化学プラント建設に関する契約に合意したと発表した。
BASF-YPC社は、中国江蘇省南京市に年産60万tエチレンプラントを核とする大型石油化学コンプレックスの建設をスタートし、中国市場へ本格参入した。
今回のプロジェクトは、今後見込まれる中国市場の拡大を見据え、全体として14のプロセスユニットとユーティリティ/オフサイト設備を新設/能増するという大型石化プロジェクト。東洋エンジのエンジニアリングサービスはEPsCm業務で、契約形態はコストリンバース型。完成は2011年後半を予定している。
最初のプロジェクトで東洋エンジはアクリル酸エステルとオキソアルコールプラントの建設を担当した。その際の品質・スケジュール管理も含めたプロジェクト遂行力が高い評価を受けたことが今回の受注につながったとしている。