東京ガスは、同社経営の天然ガススタンドで販売している天然ガス自動車(CNG)の燃料価格決定の仕組みを10月分請求から改定すると発表した。
具体的には、原料価格の変動をより迅速にCNG価格に反映させるとともに、価格の急激な変動を緩和するため、5月から適用された新しい都市ガス料金の原料費調整制度に準じた仕組みに変更する。また、改定に合わせて、CNG単位料金の見直しと新たな価格帯を設定する。
新しい原料費調整制度を適用した10月分のCNG価格の単位料金は、5 - 7月の平均原料価格から調整するが、7月の原料価格が確定する8月28日頃の貿易統計値が公表され次第発表する。
これまで3か月ごとに平均原料価格の変動に基づく単位料金の見直しを検討してきたが、今後は単位料金の調整を毎月行う。平均原料価格を料金に反映させるまでの期間をこれまでの中3カ月から中2か月へ短縮する。10月分のCNG価格は、5 - 7月の平均原料価格に基づき算定する。
平均原料価格が基準平均原料価格から一定範囲内の変動の場合、これまではCNG価格の調整を行っていなかったが、今後は調整を行う。さらに、1年間の使用量が、20万立方m以上の顧客向けに新たな価格を設定する。