ゴーン社長「EVの需要に不安はない」

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日産自動車のカルロス・ゴーン社長は2日、横浜市の新グローバル本社で記者会見し、電気自動車(EV)の需要見通しについて「経済性能が優れ、割高でない車を提供すれば、需要についての不安はない」と語った。

ゴーン社長は、2020年には新車市場の10%をEVが占めるという米国の研究機関の需要予測をもとに「10%のシェアは高い確率で取れると思う」とし、「今はゼロだが、(20年には年間)550万から600万台に相当する」市場になると展望した。

さらに現時点での課題はむしろ「十分な生産能力があるかどうか」と指摘、2次バッテリーやEV組み立て工場への投資を着実に行うことが重要との考えを示した。

日産など自動車業界は業績悪化で設備投資を大幅に抑制している。このため、ゴーン社長は政府による低利融資など「サポートのあるところに進出する」と述べ、EV関連の投資は今後も各国のインセンティブによって判断する方針を示した。

《池原照雄》

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