マツダの尾崎清専務は30日、東京で行った第1四半期決算発表の席上、トヨタ自動車とのハイブリッド車(HV)に関する提携問題に関連して「(HVの新たな展開について)現時点で決まったものは何もない」とコメントした。
尾崎専務は同社が当面取り組んでいる「エンジン、プラットホーム、トランスミッションの徹底的な改良による30%の燃費改善に全力を挙げる」と強調した。
そのうえで、「次のステップとしてエネルギー回生やHV、電気自動車(EV)など電気エネルギー技術の展開は必要」と語ったものの、具体的な提携案件の進捗についての明言は避けた。