【カーナビガイド ’09 開発者インタビュー】「開発側からユーザーに問う」…エディア MAPLUSポータブルナビ3

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ソニーの『PSP』のナビゲーションソフト『MAPLUSポータブルナビ3』がこの夏に登場する。ゲームのハードウェア性能と表現力を活かしたリニアな3Dマップや、「声優ナビ」「おえかき」などエンターテインメント性溢れる機能群は、従来のカーナビとは異彩の魅力を放っている。アイディアの源泉はどこに秘められているのか。エディア企画担当の松永剛氏に話を聞いた。

“PSPでナビができる”こと自体が画期的だった初代

----:PSP向けのナビゲーションソフトである『MAPLUSポータブルナビ』も今回のモデルで3世代目となります。新機能についてお聞きする前に、PSP向けにナビソフトを開発するに至ったきっかけについて、教えていただけますか。

松永:初代の『MAPLUSポータブルナビ』は2006年12月に登場しました。PSP向けのGPSレシーバー(PSP-290)とほぼ同時発売ということで、ソニー(SCE)さんにご協力いただき開発いたしました。いまから見ると地図はシンプルで簡素でしたが…。

----:とはいえ、初代の登場は“PSPでナビができる”ということ自体がエポックメイキングでした。2006年の末というと日本ではまだPNDは本格的に普及していませんでしたから。

◆2代目はナビの基本機能を網羅し、エンターテインメント性も

----:では2代目はどのように進化したのでしょう。

松永:翌2007年の12月にリリースした『MAPLUSポータブルナビ2』では、まず初代のユーザーからいただいた要望を受けた改善を行いました。レーン情報や高速道路の入り口を拡大表示したり、また地図をよりリッチに見せる工夫もしています。基本的なナビの機能はこのポータブルナビ2でほぼ出来上がったと言っていいでしょう。さらに2では、目玉機能として声優の声で案内できる“声優ナビ”機能も盛り込みました。古谷徹さんを初めとする一線級の声優さんに登場いただいています。

----:およそ一般のカーナビユーザーとは違ったファン層に注目されましたね。

松永:それは強く感じました。聞くところによると、ナビとして使うよりも、自宅で声を聞くために購入された方もいたそうです。ゲーム系の雑誌にも掲載していただく機会もあり、その手のイベントに行くと“痛車”に搭載されるナビはMAPLUSの搭載率が高いという話もあるそうです。ともあれ、いままでカーナビとは接点がなかった層にもリーチできた商品でした。またポータブルナビ2では縦画面で使える“タテモード”も追加しましたので、自転車やバイクなどでも利用していただいているようです。

----:莫大なユーザーを持つゲーム機ならではの多様な使い方が生まれましたね。

◆リニアな3D表示

----:では、この夏に登場する予定のポータブルナビ3ではどのように進化したのでしょうか。

松永:ポータブルナビ3では、第一にナビ機能の更なる向上を目指しました。まず、要望の多かった地図の3D表示に対応しました。ポリゴン描画ですので、設定で2D/3Dを切り替えるのではなく、方向キーを上下に動かすことで視点が変化します。地図の3D化に伴って自車アイコンやランドマーク表示も3D化しています。ちなみに自車アイコンは、高速に乗るとスポイラーが付いたりするなど、ちょっとしたギミックを加えています。アイコンのバリエーションはオープンカーやBIGスクーターなど、バリエーションをさまざま揃えています。

----:使ってみるとゲームのようになめらかに視点が変わって楽しいですね。アナログパッドを使いながら通り慣れた街並みを3Dで見ていると、リアルに街を歩いているような感覚です。

松永:また、タテモードにも改良を加えて、ほぼすべての機能が横画面と同じように利用ができるようになっています。キー操作はタテモードでは専用UIになり、方向キーとアナログパッドで利用できます。より遠くを見渡してナビがしたいという場合にオススメです。

《まとめ・構成 北島友和》

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