トヨタ、マツダ共にハイブリッド技術提携を否定

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トヨタ自動車とマツダは16日、両者がハイブリッド技術で提携するとの一部報道についてそれぞれコメントを発表した。トヨタは「マツダへハイブリッドユニットを供給する方針を固めたという事実はない」。マツダは「現段階で提携に関し決まったものはない」としている。

トヨタはハイブリッド技術の他メーカーへの供給については「環境対応技術の普及が重要との考え方に基づき、他社から要望があれば生産・販売能力を踏まえつつ検討するというスタンスに変わりない」としている。ただ、マツダに供給するかどうかについては決まった事実はないとしている。

マツダは「環境技術については燃費改善・軽量化などを中心に2015年までに08年比でマツダ車の燃費を30%改善することを目指しており、今後段階的に電気デバイスの技術開発を進めていく方針に変わりはない」としている。

トヨタはこれまでに、日産自動車のハイブリッドユニットを、フォードモーターに対しはハイブリッドユニットの制御に関するライセンスを供与している。また資本提携先の富士重工業(スバル)にもハイブリッド技術を供与する方針。

ただ、トヨタは現時点で新型『プリウス』の生産が間に合わない状況であるほか、今後、ハイブリッド車を相次いで投入していく方針。開発・生産能力として、他社への供給にどこまで手が回るかの問題もありそうだ。

《編集部》

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