フェラーリは13日、フェラーリストアのドイツ第1号店をオープンさせた。場所はスポーツカー開発の聖地、ニュルブルクリンクサーキットである。
フェラーリは、車両以外のブランドグッズを販売する拠点として、フェラーリストアを運営。イタリアのローマ&ベニスをはじめ、スペインのバルセロナ、米国のサンフランシスコ&マイアミ、中国のマカオ、UAEのアブダビなど、世界27か所に店舗を構えている。
5月6日には英国に初出店。ロンドン中心部のショッピングストリートとして有名なリージェント通りに、530平方mのフェラーリストアをオープン。続いて5月18日には、フィレンツェにイタリアのフェラーリストアとしては3店舗目を開業している。
ドイツ1号店のデザインを手がけたのは、先の2店舗と同じく、スタジオIosa Ghiniで、フェラーリの歴史とレーシング&ラグジュアリースピリットを表現した店舗を設計。フェラーリによると、サーキットへの出店は、今回が初めてという。
13日のオープニングセレモニーには、フェラーリのF1ドライバー、フェリペ・マッサ選手とキミ・ライコネン選手が参加し、テープカットセレモニーを実施。広さ240平方mの店内には、フェラーリ関連のグッズが所狭しと並べられ、会議や打ち合わせに利用できるラウンジも併設されている。
フェラーリは今後3年間に、欧州、米国、中東、アジアなど世界各地で40以上のフェラーリストアをオープンさせる計画。日産も9日、ニュルブルクリンクに「日産スポーツカーショップ」をオープンしており、ニュルではブランドイメージ向上を狙うメーカーの出店ラッシュが続く可能性がある。