6月27日深夜、兵庫県赤穂市内の県道で行われていた交通検問を突破したワゴン車が、約2kmに渡って逃走した末、堤防道路から転落する事故が起きた。クルマは河川敷で転覆した状態で発見され、運転していた男性が死亡している。
兵庫県警・赤穂署によると、事故が起きたのは6月27日の午後11時15分ごろ。赤穂市高野付近の県道で同署が飲酒検問を実施していたところ、1台のワゴン車が停止指示を無視して逃走した。
待機していたパトカーがただちに追跡を開始したが、ワゴン車は速度を上げて逃走したため、すぐに見失った。パトカーはワゴン車が逃走したとみられる経路を追走していったが、検問が行われていた場所から北に約2km離れた赤穂市高雄付近の堤防道路で滑落痕を確認。道路左側の河川敷で転覆大破しているワゴン車を発見した。
ワゴン車の運転席では意識を失った男性が倒れていた。男性は近くの病院に病院に収容されたが、まもなく死亡を確認。後の調べでクルマを所有する45歳の男性と確認された。
警察では男性が飲酒運転などの発覚を恐れて逃走した疑いがあるとして、調べを進めている。