FIAとの交渉が決裂し、新シリーズを立ち上げるのではと見られているFOTA側。シルバーストーンのパドックではすでに新シリーズに『ニュー・フォーミュラ』という仮称も付けられ、2010年17戦の開催が予定されていると噂されている。
その候補地として名前が挙がっているのは、かつてF1を主催したブエノスアイレス、メキシコシティ、インディアナポリス、アデレードといった都市や、モナコ、シルバーストーン、鈴鹿といったお馴染みのサーキットまで噂に上っている。
こうして着実に新シリーズ立ち上げが進んでいるかに見えるが、対するバーニー・エクレストンは冷ややかだ。
「いかなる乗っ取りも見たくはないね。なぜなら彼ら(FOTA)がシリーズをマネージメントできるとは思えないからだ。彼らは自分たちのチームだって満足に運営できていない。何一つ合意できないんだ。仮にチームがシリーズを所有したって、最後は自滅するだけさ」と辛辣なコメントをしている。