ダイムラーは9日、2008年のF1を制した「マクラーレンMP4-23」を、ドイツのメルセデスベンツミュージアムに収蔵したことを明らかにした。
同ミュージアムでは現在、メルセデスベンツの伝説のレーシングカー、「シルバーアロー」のデビュー75周年を記念した特別展示を実施中。その一環として、マクラーレンMP4-23が収蔵された。
MP4-23はルイス・ハミルトン選手が2008年、F1で初のタイトルを決めたマシン。それだけに、ハミルトン選手にとっても思い入れの強い1台だ。メルセデスベンツミュージアムへの搬入に当たっては、自らも立ち会った。ハミルトン選手は、「僕のマシンがミュージアムに展示されるのは非常に光栄」とコメントしている。
このMP4-23は、特殊なクレーンで建物の7階まで吊り上げられ、シルバーアローなどメルセデスベンツのレーシングカー40台とともに、「レース&レコード」ブースに展示。メルセデスベンツのモータースポーツの歴史に、新たな1ページを刻むこととなった。