VW ゴルフプラス バイフューエル…LPGとガソリンに対応

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フォルクスワーゲンは12日、ドイツ仕様の『ゴルフプラス』に「Bifuel」(バイフューエル)を追加した。ガソリンとLPG(液化石油ガス)の2種類の燃料で走行できるのが特徴だ。

ドイツでは2018年まで、LPGに対する軽減税制を導入。そのため、ドイツでのLPGの1リットル当たりの平均価格は、86円とガソリンに比べてかなり安い。

ゴルフプラスのバイフューエルは、スペアタイヤの場所にLPGタンクを追加。このタンクは43リットルの容量を持ち、通常のガソリンタンクの55リットルと合わせると、満タン状態で1100km以上走行できる足の長さを誇る。

もちろん、LPG対応車への改造に際しては、フォルクスワーゲンが耐久テストや衝突安全テストを実施しており、通常のモデルと変わらない保証を付けて販売される。ドイツ国内には4700か所以上のLPGスタンドがあるため、インフラの面でも問題はない。

エンジンは1.6リットル直4(98ps)。欧州複合モード燃費は、ガソリン使用時が13.3km/リットル、LPG使用時が10.2km/リットルと、ガソリンのほうが燃費はいい。しかし、CO2排出量では、ガソリンの179g/kmに対して、LPGは159g/kmと約10%優位に立つ。さらに、LPGは価格が安いので、100km走行すれば、LPGはガソリンよりも約847円コストが浮くという。

ゴルフプラスのバイフューエルは、同日オーダー受付を開始。「トレンドライン」「コンフォートライン」の2グレードが用意され、価格は2万2460ユーロ(約312万円)からとなっている。

《森脇稔》

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