アメリカン航空、エコ飛行のテストフライト実施へ

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アメリカン航空は、6月11日午前10時のパリ発マイアミ行きのアメリカン航空63便で、大西洋間におけるエコ飛行のテストフライトを実施すると発表した。

テストは、定期運航中に実施されるため、アメリカン航空はリアルタイムでの実績を収集。プロジェクトには、次世代航空管理システムで使用されるテクノロジーの利点をテストするゲート間フライトのデモンストレーションも含まれる。

アメリカン航空の63便は、ボーイング「767-300」型機を使用し、パリのシャルル・ド・ゴール国際空港を出発して、午後1時55分に、米国のマイアミ国際空港に到着する予定。フライトでは、離着陸にシングル・エンジン・タクシングや、継続的な上昇や下降、洋上での最適なルーティング、「テイラードアライバル」などの燃料節約指標が含まれる。

これらの試みは、アメリカン航空が行っている従業員の燃料節約プログラム「Fuel Smart」の重要な要素となっている。2009年にアメリカン航空は1億2000万ガロンのジェット燃料を節約し、炭素排出を25億ポンド削減する目標をたてている。

フライト後のデータ解析により、今回のテストフライトで得られた炭素と燃料節約量のデータを確定。アメリカン航空はその後引き続きマイアミで、2か月間の次世代テクノロジーと手段の試験を実施する。

同社は「排出削減大西洋相互運航イニシアティブ(AIRE)」プログラムを通し、大西洋路線で、大幅な炭素排出量の削減および燃料の節約につながる次世代テクノロジーの効果をテストする。

AIREは、米国の連邦運航局と欧州委員会、複数の航空会社間による共同イニシアティブで、炭素排出削減や騒音低減、燃料節約に直接的な影響を与える新たなテクノロジーや運航手段の申請を迅速にすることを目的としている。

《レスポンス編集部》

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