コスモ石油、ヒュンダイオイルとパラキシレンを合弁生産へ

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コスモ石油は9日、石油化学事業参入に向け、韓国のヒュンダイオイルバンクとパラキシレンを合弁生産することで合意したと発表した。

パレキシレン事業を協業化するため、合弁会社を設立する。合弁会社は9月に韓国内に設立する。資本金は未定だが、出資比率は折半出資となる。
 
コスモ石油は第3次連結中期経営計画で、石油化学事業を成長戦略と位置付け、事業ポートフォリオの拡充をめざしてきた。業務提携先で筆頭株主でもあるIPIC(アブダビ政府系投資機関)の関連会社であるヒュンダイオイルと2008年4月に「石油事業包括協力覚書」を締結、パラキシレン事業への参入を視野に入れ、協業の可能性について検討してきた。
 
この結果、コスモ石油グループが所有するミックスキシレンを有効活用した、ヒュンダイオイル・大山製油所内でのパラキシレン事業拡充に両社のシナジーが見込めることから、パラキシレン事業の協業化を目的とした合弁会社を設立する。
 
また、コスモ石油は、ヒュンダイオイルとのパラキシレン事業協業化のシナジーを追求するため、四日市製油所内にミックスキシレン蒸留装置を新設する。
 
ミックスキシレン蒸留装置はコスモ石油にとって、今後の国内ガソリン需要減少への対応にも貢献するとしている。

《レスポンス編集部》

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