三菱重工、3.5-5.5tエンジン式フォークリフト10機種を発表…新排ガス規制に適合

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三菱重工業は8日、新たな排ガス規制に適合する、荷役性能3.5 - 5.5tのエンジン式フォークリフト『GREDiA EX』シリーズ全10機種を6月15日から発売する。

従来機の高い耐久性や整備性を継承しつつクラストップレベルの環境性能を達成した。安全性と効率的な荷役作業サポート機能を向上させたフルモデルチェンジモデルで競争が激しい小型車市場に投入して積極的な拡販をはかっていく。

EXシリーズは、堅牢な車両設計、強靭な作業能力、自在な操作性能を向上する一方で、多様な機能を新たに付加、このクラスのエンジン車に要求される環境負荷の低減、安全性・効率性・メンテナンス性の向上などを実現した。
 
環境負荷の低減では、新排ガス規制(国内特殊自動車排出ガス2008年規制)をクリアして、窒素酸化物(NOx)や炭化水素(HC)などの有害物質の排出を大幅に削減、ディーゼル車については黒煙排出量も低減した。また、ディーゼル、ガソリン両車とも低燃費・高出力を実現して作業効率の改善を図った。
 
安全性では、危険を未然に回避する独自の安全機構をさらにパワーアップした「IPS2」(マスト走行インターロック機能)を標準装備して、オペレーターの離席時にマスト/走行をロックするだけでなく、パーキングブレーキが自動的に作動、誤動作やブレーキのかけ忘れを防止する。
 
さらに、デジタル式スピードメーターやスピードオーバー警報機能も標準装備、オプションでオペレーターID認識による車両管理システムも導入可能だ。
 
このほか、効率的な荷役作業をサポートする独自のソリューションを提供する。具体的には、車両個々の稼働状況の正確な把握を可能とする車両管理システム(TMS)と、現場の規模や作業に応じて最適な車両運用を提案するフリートマネジメントシステム(FMS)の機能で、経済的、効率的な荷役作業に貢献する。
 
価格は482万 - 699万円。

《レスポンス編集部》

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