GM、米国での小型車生産プランを公表

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GMは29日、米国内で次世代コンパクトカーの生産を行う計画を発表した。シボレー『クルーズ』や『ボルト』のように、燃費性能に優れたモデルとなる。

13日、米国の一部メディアは「GMがコスト削減のため、2011年から中国製完成車を輸入し、米国で販売する方針」と報道。これに対して、全米自動車労組(UAW)が「米国内の雇用減少につながる」と反発していた。

今回の計画発表は、UAWに一定の配慮を示した内容。GMは生産車種に関して、具体的な情報を明らかにしていないが、「米国内の休止工場を活用し、スモールおよびコンパクトクラスの新型車を、年間16万台生産する」という。

一部報道によると、この新型車はGMが3月のジュネーブモーターショーで初公開したシボレー『スパーク』との見方もある。スパークは韓国やインドなどで生産され、欧州や新興国で販売されるスモールカー。GMは2011年、スパークを米国へも導入する意向と伝えられる。

また、生産開始時期についても触れられていない。これについては、クルーズが2010年初頭、ボルトが2010年後半に米国内で生産を始める予定であることから、両車に近い時期と思われる。

GMのフリッツ・ヘンダーソンCEOは、「小型車市場は米国や世界で急成長。この新型車が米国の顧客に受け入れられると信じている」とコメントしている。

GMは現在、米国内で販売する乗用車&ライトトラックの約67%を米国内で生産。これを2013年には、70%以上に引き上げる計画だ。次世代コンパクトカーが、その計画実現に重要な役割を果たすことになる。

《森脇稔》

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