MINI の電気自動車、第1号車をデリバリー

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BMWグループのMINIは28日、MINIの電気自動車『MINI E』の最初の1台を、米国ロサンゼルスの顧客に引き渡した。

MINI Eは、2008年11月のロサンゼルスモーターショーで初公開。MINIのハッチバックをベースに開発した電気自動車で、6月末までに合計500台(うち450台が一般顧客向け)が、米国ニューヨーク、ニュージャージー、ロサンゼルスの顧客に1年契約でリース販売される。月額リース料は850ドル(約8万2000円)程度ということもあり、450台の割り当て台数に対して、1万を超える申し込みが殺到していた。

MINI Eはエンジンの代わりに、最大出力201psのモーターを搭載。2次電池はリチウムイオンバッテリーで、0-100km/h加速8.5秒、最高速度153km/h(リミッター作動)のパフォーマンスを実現した。最大航続距離は約161kmで、充電はBMWが貸与する壁掛け型の専用機器によって、2時間半で完了する。

MINI Eの最初の顧客となったのが、ピーター・トレップ氏。トレップ氏は高い環境技術を持ったベンチャー企業に投資するファンドの代表を務める。すでにトレップ氏は自身のブログでMINI Eの初試乗の印象をレポートしており、従来の車とまったく異なる電気自動車の世界に感動している様子だ。

MINI USAのジム・マクドゥエル副社長は、「最初の1台を納車できてうれしく思う。EV普及に向けた実証実験に参加してくれる450人全員に感謝したい」とコメントしている。

BMWグループは、米国に続いて、ドイツのベルリンとミュンヘン、英国ロンドンでもMINI Eのリース販売を予定。大規模な実証実験を通じて、EVの早期普及を目指していく。

《森脇稔》

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