運転中に意識を失い、歩道に突っ込む

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23日午前、宮城県仙台市青葉区内の国道48号を走行していた乗用車が路外に逸脱。道路左側の歩道に乗り上げ、信号待ちをしていた歩行者3人を次々にはねる事故が起きた。クルマを運転していた男はてんかん発作を起こし、意識を失ったとみられている。

宮城県警・仙台中央署によると、事故が起きたのは23日の午前11時10分ごろ。仙台市青葉区本町3丁目付近の国道48号を走行していた乗用車が路外に逸脱。道路左側の歩道に乗り上げ、信号待ちをしていた女性3人へ次々と衝突した。

この事故で58歳と60歳の女性が骨折などの重傷。59歳の女性が打撲などの軽傷を負い、いずれも近くの病院に収容されている。クルマは3人に衝突した後も歩道上を約30mに渡って暴走。最終的には街路樹に衝突し、ようやく停止した。

クルマは35歳の男が運転していたが、通報を受けた同署員が駆けつけた際には、口から泡を吹いて意識不明の状態だった。その後、意識を回復したことから、自動車運転過失傷害の現行犯で逮捕している。

逮捕された男にはてんかん発作の持病があり、事故当時も発作を起こし、運転中に意識を失った可能性が高いという。警察では薬の服用状況について、医療関係者からも事情を聞く方針だ。

《石田真一》

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