【BMW Z4 新型発売】相反する性能を両立

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BMW新型『Z4』の走りのハイライトは新しいパワートレインだけではなく、フットワークの面でも見どころは多い。その中でも3種類の走行モードが選べるダイナミック・ドライビング・コントロールは注目のアイテムだ。

ダイナミック・ドライビング・コントロールにはノーマル・スポーツ・スポーツプラスの3つのモードが用意されており、各モードでギヤシフトの制御特性、アクセルレスポンス、ステアリング特性を最適化してくれるものだ。切り替えはシフトレバー横のスイッチにより簡単に行うことができる。

「ノーマル」では紳士的な特性に抑えられているので、街中を走る際や郊外をリラックスして走りたい時には最適だ。

「スポーツ」に切り替えればたちまちステアリングが重くなり、操舵に対する反応もクイックになる。エンジンレスポンスも鋭さを増し、変速スピードが速まって高回転が維持されるようになるので、より素早くエンジンパワーが引き出せるようになる。ワインディングを走るような時にスポーツを選び、ステアリング操作やアクセルの開け方に集中して走ると、ひとつひとつのコーナーをクリアするのがとても楽しくなる。

そして「スポーツプラス」ではDSCの動作が制限され、一定量までのスリップやスライドが許容されるようになるので、ウデに自身のある人がサーキット走行などを楽しむ際には有効なモードだろう。

また、今回の試乗車にはオプションのアダプティブMサスペンションが装備されていたことも、走りを楽しませてくれたひとつの要因だった。Mサスペンションは車高が10mm低くなり、ダンパーの伸び側と縮み側の制御が4輪で独立して行われるので高い地接地感を与えてくれるのだ。その結果、うねりのある荒れた路面でもフラットな姿勢を保ちながら安定したコーナリングを終えることができる。

新型Z4は、シャシーの基本性能の向上はもちろんのこと、ダイナミック・ドライビング・コントロールやアダプティブMサスペンションなどの電子デバイスの導入によって、先代以上に走らせる楽しみが味わえるオープンカーに進化している。

《岡島裕二》

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