「フィエスタムーブメント」開始…10万人試乗

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フォードは11日、新型『フィエスタ』の米国導入事前PRキャンペーン、「フィエスタムーブメント」の開始を宣言した。12月までの8か月間、全米をキャラバンし、合計10万人に試乗してもらうのが目標だ。

フィエスタは欧州フォードが開発したコンパクトハッチバック。2008年に欧州やアジア市場へ投入され、ヒットしている。フォードは2010年初頭に米国でフィエスタを発売予定。それに先駆けたPRキャンペーンが、「フィエスタムーブメント」だ。

フォードはウェブサイトで、フィエスタのモニターを募集。年齢条件は1979年から1985年に生まれた人で、約3300名の応募の中から、フォードは車好きで、なおかつ影響力のありそうな100名を選出した。100名はSNS(ソーシャルネットワークサービス)を使って、ブログや動画共有サイトでフィエスタの感想を発表する。

モニター期間は6か月で、ブログなどに書き込む内容は、フィエスタが登場すれば何でもOK。ただし、モニターには1か月に1度、フォードにレポートを提出する義務が課せられる。

今回のキャラバンでは、100名が5つのテストドライブチームに分かれて、全米100都市を周遊。ショッピングセンターや大学キャンパスを訪れ、フィエスタの魅力をアピールする。会場はインターネットに接続できるホットスポット環境とし、来場者はブログなどを通じて、フィエスタの印象を情報発信できるようにした。シカゴやニューオーリンズでは音楽フェスティバルへの協賛も計画している。

フォードブランドのConnie Fontaineマネージャーは、「フィエスタムーブメントは、フォードと顧客が双方向でコミュニケーションできるイベント」とアピール。フォードは米国における小型車シフトを鮮明にしており、フィエスタがその役割を担う重要なモデルとなる。

《森脇稔》

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