埼玉で公共車両優先システム PTPS 導入区間を拡大

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国際興業と埼玉県警は17日、国際興業バスの大宮駅東口から浦和学院高校間に公共車両優先システム「PTPS」を、4月20日より導入すると発表した。 

近年、自動車交通量の増加による交通渋滞の発生により、路線バスなど公共交通機関は定時性の確保が難しくなり、利用客減少の一因となっている。この問題を解決するため、同社では2001年に東京都内、2003年に埼玉県内で、それぞれ地元警察が整備を進めていた公共車両優先システムPTPSを導入した。今回、同社としては5区間目となる、大宮駅東口から浦和学院高校間にPTPSを導入する。

公共車両優先システムPTPSとは、走行しているバスの位置を、道路に設置された光学式車両感知器(光ビーコン)が検知し、交通管制センターが走行地点や行き先を判別して交差点の信号を制御するというシステム。交通状況に応じて青信号の延長、赤信号の短縮などを行い、交差点でのバスの通過をスムーズにするというもの。

同社は、PTPSの導入によって、バス運行の定時性が高まり利便性が向上するほか、長期的にはマイカーからバスなど公共機関への利用転換、交通渋滞の緩和や排気ガスの抑制も期待できる、としている。

《宮崎壮人》

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