【トヨタ クラウンマジェスタ 新型発表】日本の道路を熟知した高級車

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トヨタ自動車が26日に発表した新型『クラウンマジェスタ』(5代目)は、法人をターゲットにした後席の圧倒的なゆとりもさることながら、電子制御エアサスペンションの標準装備など、国内専用車として日本の道路を熟知した基本性能の大幅向上も大きなアピールポイントだ。

全車標準装備となる電子制御エアサスには、ナビゲーションからの道路コーナー情報と路面段差学習情報に基づきショックアブソーバーの減衰力を最適制御するロール姿勢制御が備わる。

同社トヨタ第1センター製品企画主幹の清水敦氏は、「法人といっても大企業は2割ほど。それ以外は大小様々な法人となり、個人オーナーと変わらない使い方をする人たちがほとんど」と語り、後席の広さとともにドライビングの楽しさや安定感などの同車のアピールポイントだと強調し、日本専用の高級車としての自信を語った。

「開発段階でチューニングしていくうえで、日本の道路や駐車事情にあわせた味付けをしている。例えば同クラスの欧州車だと40km/hあたりだと“渋い動き”があり、車速があがるほど安定してくる感じだが、マジェスタは通常域から高速域まで連続して違和感なく滑らかに走る」

「国内専用でつくっているので、欧州車などを意識したつくりはもちろんせず、独自の道を歩んでいるつもりだ。レクサスとも競合するかもしれないが、『トヨタブランドでいいクルマに乗りたい』『日本で走るんだから、日本専用の高級車がいいね』というユーザーに認めてもらえるクルマとなるだろう」

《レスポンス編集部》

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