トーヨータイヤのプレムアムコンフォートタイヤとして発売された『プロクセス』の「C1S」は、国産ラグジュアリーセダンから欧州のプレミアムセダンまでをターゲットにして、15インチから22インチまで全35サイズが用意されている。
今回の試乗会には17インチの『クラウン』のロイヤルサルーンと、18インチのメルセデスベンツ『E350アバンギャルドS』、レクサス『LS460L』が用意されていたが、この中で最も相性が良く感じられたのが215/55R17を履くクラウンロイヤルサルーンだった。
3台の中では最もサスペンションが柔らかく、車両重量も軽いということもあり、非常に乗り心地がよく、その上で純正装着タイヤよりも高い静粛性と安定感の高いハンドリングを見せてくれた。
メルセデスベンツE350は、スポーツサスが装備され、タイヤサイズも245/40R18とロープロファイルだったこともあり乗り心地は少々硬く感じられたが、ノーマルサスのEクラスなら相性は良さそうだ。
プロクセスC1Sは、タイヤの静粛性が高く、ハンドリングもラグジュアリータイヤにふさわしい穏やかな特性を持っているので、サスペンションがソフトな『クラウン』や『マークX』、『ティアナ』などの国産ラグジュアリーセダンに非常に相性の良いタイヤと言える。
これらに車種に乗っている人には、タイヤ選びの際にプロクセスC1Sは外せない存在となりそうだ。