2日に発表されたトヨタ『ウィッシュ』は、今回のモデルチェンジで、先代からのライバルであるホンダ『ストリーム』を逆転、差を一気に広げていく構えだ。
日本自動車販売協会連合会の統計によれば、2008年の販売台数はストリームが4万1399台(21位)、ウィッシュが3万9292台(22位)と、両者抜きつ抜かれつのデッドヒートを展開している。
トヨタ第1乗用車センターの担当者は、ウィッシュとの差別点のひとつにヘッドクリアランスをあげた。「ストリームとは前後のサイズ、サスペンション、ブレーキ、そしてミッションまでほぼ同じだが、乗って気づくのはヘッドクリアランスの良さだろう。ストリームよりも5センチほど車高が高いところもひとつのセールスポイントになるだろう」と担当者。
昨今の高速道路料金割引の流れで、ユーザーの長距離ドライブの機会が増えそうだが、「街での乗り降りと、窮屈さを感じさせない長時間ドライブ、両方とも(車高の差は)乗員にはうれしいメリットになるだろう」と担当者は話していた。