【ニューヨークモーターショー09】ニスモ 370Z、米国上陸!!

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北米日産は7日、メディア向けイベントで『ニスモ370Z』(日本名:日産『フェアレディZ』のニスモ仕様)を発表した。エンジンや足回りをトータルチューンして性能アップ。北米で6月から販売される。

ニスモ370Zは、クーペの『370Z』をベースに北米日産のスペシャルビークル部門とオーテックジャパンが共同開発。北米日産は2007年、『ニスモ350Z』を米国で限定発売し、スポーツ志向の顧客に受け入れられた。2代目となるニスモ370Zは、カタログモデルとして幅広く販売していくという。

エンジンはVQ37VHR型3.7リットルV6をチューン。専用ECM(エンジンコンピューターモジュール)や専用エグゾーストシステムが採用された。この結果、最大出力350ps/7400rpm、最大トルク38.2kgm/5200rpmを獲得。ベース車と比較して、18ps、0.9kgmの性能アップを果たした。トランスミッションはクロースレシオの6速MTのみで、「シンクロレブマッチ」システムを標準装備する。

足回りは徹底的に鍛え上げられた。スプリングレートは前15%、後ろ10%アップ。スタビライザーのレートもフロント15%、リア50%引き上げられた。ダンパー減衰力は前40%、後ろ140%アップ。ロール剛性は15%高められ、スポーツ志向のハンドリングが訴求された。

ブレーキはニスモスポーツブレーキで強化。ローター径はフロント356mm、リア350mmで、キャリパーは前4ピストン、後ろ2ピストンとなる。タイヤはヨコハマ「アドバンスポーツ」で、前後サイズはそれぞれ245/40ZR19、285/35ZR19。レイズ製の軽量アルミホイールを組み合わせる。

外観はエアロダイナミクスの向上がテーマ。注目はかつての「Gノーズ」を思わせるロングノーズだ。専用フロントバンパーはダウンフォース引き上げを目的に、ノーズを延長。バンパー一体のリップスポイラーも装着された。この結果、全長は4427mmと183mm長くなっている。サイドシルとリアバンパーは整流効果を狙ったデザインで、大型リアスポイラーは高速走行時に有効なダウンフォースを獲得する。

「NISMO」のロゴ入りスポーツシートはブラックを基調にレッドをアクセントとして使用。ステアリングホイール&シフトノブはレザー仕上げとなり、アルミペダルやニスモ製タコメーターも奢られた。

ニスモ370Zは8日に開幕するニューヨークモーターショーに展示された後、6月から北米の日産ディーラーで販売開始。北米日産の上級執行役員、Al Castignetti氏は「ニスモは日産のスポーツイメージを代表する存在。ニスモ370Zは、モータースポーツのノウハウをストリートに反映させたモデル」とアピールしている。全米のZファンには拍手で迎えられそうだ。

《森脇稔》

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