ヤマハ発動機は24日、洗浄液やクーラント液、修理工場や洗車場などの排水に混入する油分を比重差で高度に分離・回収する工業用油水分離装置『Pattol 180R』『Pattol 300R』『Pattol 900R』を改良、3月1日から発売すると発表した。
新しいPattolシリーズは、すべての機種にステンレス製の分離槽を採用、耐久性とメンテナンス性の向上を図った。製造業や金属加工業などでの加工・洗浄工程のほか、発電所の動力冷却水や土壌地下水に混入した油分など幅広い分野で使用できる製品として開発した。
同時に、フィルターなど油水を分離するための消耗品を使用しないため、回収に伴う新たな廃棄物が発生しないなど、環境に配慮した。
さらに、高温液や強アルカリ液の油水にも対応できる仕様を設定したほか、ストレーナーや制御盤、分離油満杯停止ユニットなどのオプションも設定する。